先週、福島県、宮城県の被災地へはるまきちまきでライブをしに行って、一週間が過ぎた。
このブログでその事を書くのは、正直言って躊躇われた。この一週間、色々な事を考えた。
人から「どうでしたか?」と相方は聞かれたそうだが、返事に困ったという。
現地にはそれに答えられない「現実」があり、その現地を見た僕らにしかわからないことがあったのだ。
でも、行って来てライブをしてきて良かったと思っている。
出会いもあり、友人たちとの再会あり、避難所で音楽を共に楽しめた。
軽自動車に三人乗って、楽器や衣食住を積んで、神戸から往復2000km弱。遠かったが、これも音楽家としての使命なんだと思い、また機会があれば行きたい。
会津若松の避難所では、子どもたちが楽器をさわりたがったので皆で弾いて遊んだ。震災後そんなことも出来なかったんだろう。
また、後三秒遅れてたら、津波に流されてたという人の話も聞いた。
南三陸町の避難所では、まだまだそんな状況でないなかで、体育館の隅で静かにライブをした。
音楽に興味が無い方々へはたいへん申し訳なかった。
道中、目に飛び込んで来る惨状に言葉を失い、涙が出る、、、。
しかし7年振りに会った南三陸町のsさんご夫婦にお会い出来て、逆に元気をもらった。また行くね!!
南相馬市の避難所では、夕飯のあと食堂でのライブ。皆歌い踊りで盛上がった。
原発の事故で家に帰れない方々が暮らしている。しかし物資は十分足りているという。
そこにはなんと、大阪のfさんがボランティアで来ていて、驚きの出会い。お互いびっくりする。
仙台の拠点に帰る前に苫米地サトロさん宅を訪れて、再会。十年振りだろうか。
おうちは床下浸水をしたらしいが、大丈夫だったらしい。
いろいろ話を聴いた。震災後コミュニティーFM局を開局して色々情報を地元で流しているという。
おーまきの「おふろのうた」を流したりしてくれているという。
そんなことで、今回は過密なスケジュールだったので、ひとところでゆっくり出来なかったが、次回はもっと余裕をもって支援に行ければと思っている。
車の運転を手伝ってくれた愛媛のHくん、ありがとう!!
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